中間水洗

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2016.02.25

mocchiでは パーマの工程の途中に

中間水洗というものをとりいれています

 

 

 

中間水洗とは パーマの1液をつけた後に

時間をおいて

 

2液をつける前に

 

「 シャンプー台で ロッドや髪についた1液をお湯で流す 」だけの

作業のことをさすのですが

 

 

中間水洗は パーマにおいて 実は

最重要レベルぐらい大事なものです

 

 

 

 

mocchiでは お客様に

中間水洗の意味を わかりやすいように

 

パーマの臭いの減少や

1液をお湯で流すので 2液の効きがよくなって

ダメージの軽減 パーマのもちがよくなる

 

と説明していますが

科学的に すこし補足したいと思います

 

 

 

 

まず パーマをかける時に ロッドに1液をつけて

髪の内部のSS結合を切っていきます

 

 

1液 RSH ⇄ RS + H+

 

 

その時に どうしても ミックスジスルフィド結合と

いうものが 髪の内部で作られてしまいます

 

KSSK + RSH ⇆ KSSR + KSH

(KSSRがミックスジスルフィド結合)

 

 

 

パーマでは このミックスジスルフィド結合が 毛髪のダメージの

原因といわれています 

このミックスジスルフィドをいかに

すくなくするかが パーマのポイントになってきます

 

そして このミックスジスルフィド結合は 

お湯では流れず 髪に残留します

 

 

 

次に このミックスジスルフィド結合に 1液が さらに

反応すると 今度はジチオジグリコール酸というもの

になります

 

 

KSSR + RSH ⇄ RSSR + KSH

「RSSRがジチオジグリコール酸)

 

 

ジチオジグリコール酸とは 反応をおえた残り物みたいなもので

これは 水で流すことができます

 

 

 

そして このミックスジスルフィド結合とジチオジグリコール酸は

平衡反応をする性質があります

 

平衡反応とは 片方が増えればもう片方も増え

片方が減れば もう片方も減るというもので

 

 

 

ジチオジグリコール酸はお湯で流れるので 中間水洗で流してしまえば

平衡反応で ダメージの素である ミックスジスルフィド結合も

減るというのが 中間水洗の意味です

 

 

 

2液で 酸化(再結合)させる前の このひと手間が

とても 重要だと思います

 

 

 

長くなってしまいましたが 

ですので シャンプー台で中間水洗する際 ロッドがついたままで

すこし頭が 大変だと思いますが 

 

すみませんが よろしくお願いします 

 

 

 

            mocchi

 

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